この日の宿は、レオン、ステンドグラスが有名な巨大なカテドラルがある街で、これを中心に観光客も多い街です。
余裕を持って町の見物をしたかったのと、灼熱のスペインを歩きたくないため少し早めの活動です。
朝の風景
ベンチ
レオン県のレオンでは、カミーノ巡礼を観光行政の重点としていることが伺えますが、その一つとして、このようなベンチが巡礼路に置いてあります。
休みどころやベンチはここと言わず巡礼路のいたるところに多種多様なものがあるのですが、測ってこそいませんが、ここのベンチはおそらくちょうど1㎞おきに同じものがおいてあり、かなりの長い距離設置されていました。
コンクリート製のなんとも味気ないベンチで、ほとんどに何らかの落書きがあります。
こんな規則的な設置のされ方は、おそらく行政が設置したものと思われましたが、わたくし的に1~2割程度しか利用したいと思いませんでした。
それは、行政のものだけに、きっちり1㎞おきに作ったものと思われるのですがそのため、その多くが日差しをガンガン受ける場所に設置されているのです。
なかには、たまたま高木の隣に位置し、日陰とベンチで、休憩に適しているものもあるのですが、これが1割程度しかない。
スペインの強烈な日差しのもと、ベンチがあってもほとんどスルーせざるを得ない状況だったわけです。
もう少し配慮できないのかと思うとともに、どこも行政がやることは、やった感を出すことに腐心するのだ、ということなのでしょう。
バナナの皮のまめの木
下の木は巡礼路の街路樹としてこの区間、多数植えてあったものですが、ぶら下がっているものが、バナナの皮そっくりです。落ちているこれを拾ってみると中から大豆ほどの実がありました。
RUA 35
アルベルゲは基本的に連泊ができないことになっています、というのはアルベルゲは本来巡礼のためにあるのであり、その町を観光することなどが目的ではないからのようです。
レオンの街はレオン聖堂をはじめ見るところがたくさんあるようでしたので、2泊できるよう、アルベルゲでなく、民営のホテルをブッキングドットコムよりとりました。
ホテルの名前は「RUA35」RUAは”通り”といった意味のようです。
場所は、レオン大聖堂の近くで観光に適しているところでしたが、見た目ほとんどホテルと思えません。
それでも、地図上ここでしかないため、呼び鈴を押しましたが反応なし、昼の2時ころだったでしょうか、どうもシエスタのようで。出直すことにしました。
付近を散策し4時くらいに舞い戻ると漸く受付できました。スペインらしいホテルでした。
宿のチェックインできない間に以下の観光周遊バスに乗車しました。