エスティ―ジャ入口になにやら工場があり、あたり一面にブドウの香りが漂っていました。これはワイナリーだと思い工場の事務所にいき、覗かせてくれないか、とお願いしました。ですが、ここはワイナリーではない、集積所だ。とのこと、イラチェに行きなさい。と言われました。
ワインが出る蛇口
エスティ―ジャの街をでてまもなくして、イラチェというボデガスが見えました。ワイナリーです。
このワイナリーでは巡礼者のために施設外部にワインが出る蛇口を設けています。
遠くから見ると山の岩肌に見えたものが、山頂には城跡が。
自転車で巡礼
巡礼者はアルベルゲや教会などでクレデンシャルにスタンプを日付入りで押してもらってます。これにより起点であるサンチャゴコンポステーラから徒歩なら100㎞以上、自転車なら200㎞以上巡礼したことがわかれば、サンチャゴコンポステーラの巡礼事務所で巡礼証明書を発行してもらえます。
自転車と徒歩では2倍の設定です。
しかし、実際のスピードは自転車は歩く速さの3,4倍あります。しかも、この巡礼者の自転車、かなり高い割合で(統計があるわけではありませんが、おそらく半分以上)、アシスト自転車、E BIKEです。電気の力でさして疲れるでもなく、我々徒歩巡礼者の隙間を勢いよく抜けていきます。
カミーノの道は歩行者用道と自転車用道は基本わけていません。(一部自転車用、または自転車が通れない道があります)自転車と歩行者とスピードが違いながら同じ方向を向かうわけですから、少なからず接触も起こっていてもおかしくない、と思われる。これでいいのか、と思うところ。特にEBIKEの人たちをもう少し遠慮するものだろう。と思う次第です。
一方、このようなことを思いつつ、この(下の写真)サイクリストにお会いしたのは山間の上り坂。道もごつごつしていて、とても漕いでは進めないところ、よって自転車を抱えて登っている。もちろんEBIKEではない。あわせてよく見れば片足ではないか。
すこし話を伺うと、自分はペルーから来た。このクラス(片足義足の自転車競技)で5大陸のチャンピオンだ。と言っていました。
苦労のしかたもいろいろあるもんだ、と思ったところでした。
ロスアルコスのスーパーでカタツムリのオイル付けがありました。
ロスアルコスに到着し、アルベルゲで巡礼者と話していると、7時半よりミサがあるとのこと、信者ではありませんが参加しました。
ミサの終わりに信者が祭壇前で列をなし、一人一人に10円玉くらいの白いせんべいを渡していました。私も列に並び順番が来ると、司祭は、”カトリックか”と聞くので、”ノー”と答えると、えび満月はいただけませんでした。(味はよくわかりません。)代わりに英語で書かれたキリストのブロマイドをいただきました。
ミサの後、聖堂の前のカフェで寛いでいると、乗馬をするかたがいました。