猛暑の中、エアコン伝いに行ける施設は本当にありがたい。初台駅隣の東京オペラシティの中のギャラリー、Tokyo Opera City Art Galleryの野又 穫の個展(∔α)に行ってきました。9月24日まで。
美術の受け止め方は、それこそ人の趣味、主観以外のなにものでもなく、いいと言えばいい、好きと言えばそれまででしょう。しかし、なかには自らの知名度だけで売れているのになにか勘違いしているではと思える作家、作品がある。例えば、とろサー●ンの○○、とんね□ずの○○、あ~、あれを美と言うの。最後は投資なのかしら。
野又 穫という方は、寡聞して存じ上げませんでしたが、まあ、世の中天才とはいるんもんだなと一瞬で反応してしまいました。(これも趣味)
展示されている題材の多くは出来そうで出来ない建造物。それらは、人間国宝級竹細工職人が精魂込めて作り上げた造形物を鉄骨で編み上げ巨大化、再現し、それでいて何十年もそこにあるかのように風化しさび付いている。なかには埋め込まれた木々が成長し一体化している。ふつうに考えるとこれがあると変よねと思える建造物が、まちに溶け込んでしまう。あったらのちに世界遺産間違いなしの建造物。でも震度3くらいで倒壊しそう。建築確認はおりません。
きっとスカイツリーの発表があったとき、”おれに作らせてくれ”と思ったはず。塔の作品が多い。