Quantum of Treks

タダより安いものはない。歩けばそこに報酬(Quantum)あり。

南極・北極科学館(R5 4月中旬)

国立極地研究所、南極・北極科学館はJR立川駅より徒歩10分程度でしょうか。

通り道に巨大なIKEAがあるので、つい寄ってしまいました。

IKEA最寄りのバス停には「IKEA前」とあります。どんだけでかいのか。

そんなに古くないのに、よくこれだけの土地があったなと感心します。

さて、科学館です。バス停の表示があるわけでもなく、比較的大きな建物があるのでこれかと思うと国立国語研究所との施設、いったいなにを研究するのか、と思いつつ、その10分の1程度ではないかと思える隣の施設が、この科学館です。無料です。

現在、南極には日本の基地として昭和基地、ドームふじなどがあり、ドームふじは標高3810m、富士山頂より高いところにあるのですね。寒いうえに、空気も薄い。嵐はふきあれると、およそ人が行くところではない、と思えますが、ここで深さ3000mのボーリング調査をやったそうで、これで数十万年前の大気の構成がわかったとのこと。

ボーリンク資材の一部

施設の一部には直径5mほどの小型プラネタリウムのような映像装置があり、南極のオーロラ映像を5分ほど流していました。リクライニングの椅子でもう少し時間が長かったら寝落ちするような心地よさです。ジョー達也のナレーションが頭をよぎります。

 

地球上で採集されるほとんどの隕石は、実は南極産で日本隊も数多く採集しているとか。展示されている隕石はおよそ100㎏、隕石は”なんでも鑑定団”でよくでますが、おいくらかしら。

約100㎏の隕石(実は一番高価な展示物では?)

画面に映るカラフルな波形は現在の南極のリアルタイムの地震計です。

地震計の波形

極地から採集した生き物の標本の数々、このワラジムシとやらも幅40㎝程度でしょうか、カニと思えばそうではありませんが、虫と思えば近づきたくないですね。キンチョールも効かないのでは。

ヒモムシの一種

ワラジムシの一種

施設入り口には、南極観測で活躍したカラフト犬十数頭のモニュメントがあります。
映画「南極物語」のタロとジロに代表されるあの犬ですね。かれらの支えがあって今の観測に連綿と続いているわけです。

観測隊カラフト犬のモニュメント